EVM(Earned Value Management) (2014-09-06)
直訳すると、出来高管理?
EVT(Earned Value Technique。アーンドバリュー法)とも言う。
コストとスケジュールの観点からプロジェクトの状況を分析する。
PV(Planned Value) *1 †
開始当初にもともと計画されていた、作業に割りつけた予算
AC(Actual Cost) †
現時点までに、実際に使っちゃった予算
EV(Earned Value) †
現時点までに、進捗した作業を評価した場合の値。見なし価値、出来高。
つまり? †
- EV-AC(=コスト差異:Cost Variance)
がマイナス値ならば、出来高以上にお金を使っちゃっているのでコストオーバー。
- EV-PV(=スケジュール差異:Schedule Variance)
がマイナス値ならば、計画よりも出来高が足りておらず成果が上がっていないので、進捗遅れ。
- EV÷PV(=スケジュール効率:Schedule Performance Index)
が1以下ならば、当初計画よりも出来高が少ないので、効率が計画よりも悪い。
あれ?
書いてて思ったんですが、スケジュール差異とスケジュール効率の違いって何だ?
実測値かパーセントか見せ方は変わるけど、どっちも計画と出来高を比較しているんだよな??
なお、 †
コストとスケジュールの関係をグラフ化すると(PV、EV、ACの線を引くと)通常はS字カーブになります。
序盤は緩やか、中盤で予算を使い出して、やがて収束するというイメージです。